診療時間
9:30−12:30/16:00-19:30(4-10月)
/17:00-19:30(11-3月)
休診日
木曜午後、大晦日の午後、1月1・2・3日

そこで何が起きている!?② ~血液検査~

こんにちは、獣医師の福永です。

濱谷師長が書いておりましたが、
去る5月9日、滋賀県動物保護管理協会より
成犬(といっても若者ですが)を譲り受けてきました犬
慣れるのに時間のかかる子なので、
少しずつお互いの関係を確かめているような感じです目
また改めてご紹介できればと思います。

さて、前回より、普段当院でさせてもらっている
飼い主様の見えない所での検査などをご紹介しておりますが、
今回は飼い主様や動物たちをお待たせしながら
進めさせて頂いている検査、
血液検査についてご紹介しますひらめき

一般的なスクリーニング検査のパターンを例にとってみます。
これは身体のいろいろな部分に関わる項目を幅広く診る検査で
病気の検出や全身麻酔前の身体のチェックの際に行いますパスワード

まず採血をさせて頂き(後肢からさせて頂くことが多いです)、
採れた血液を以下の項目に分けていきます。
①のコピー.jpg
1.血糖
2.尿素窒素
3.ヘマトクリット
4.血液塗抹
5.血球計算
6.血液化学検査

「1」、「2」はその場で血糖値や尿素窒素値が確認できます。
これらを確認後、
「5」、「6」を機械に任せに検査室へ向かいます。
②.JPG
この機械が血球計算を行い、
赤血球や白血球、血小板の数を数えてくれます。

次に、血液化学検査を行うために、
まず血液を遠心分離機に入れます。
③.JPG
④.JPG
パタンと蓋を閉めて約6分、
血液の成分が
赤い赤血球の部分と透明な血漿の部分に分かれます。
それをこの機械にセットします。
⑤.JPG
スタートボタンを押して10~20分で
肝臓、腎臓など内臓系の値を出してくれます。
⑥.JPG

この2つの機械ががんばってくれている間に
次の機械に「3」の細い管(ヘマトクリット管)をセットし、
貧血の具合を確認します。
⑦.JPG

さらに「4」の血液を薄く延ばした血液塗抹標本を染色し、
⑧.JPG
染まった標本を顕微鏡で観察します。
⑨.JPG
⑩.JPG
ここでは赤血球、血小板、白血球の形や種類、数などの
様々な項目をチェックします。

これらをあわせて
おおよそ30~40分くらいのお時間を頂いておりますあせあせ(飛び散る汗)
ここまでの検査で、この用紙がほとんど埋まります。
⑪.JPG


血液検査はたくさんの検査の一つですので、
これだけで全ての病気がわかるわけではありませんが、
外からはわからない身体の中のことについて
たくさんの情報を教えてくれますグッド(上向き矢印)

チクリと針を刺して進めさせていただく検査ですので、
少しでも多くのことを
読み取れるようにできればと思っておりますひらめき

動物の皆さんは少し我慢して、ご協力くださいね犬猫
次は、いつも素敵なTシャツの智先生ですsoon