こんにちは、獣医師の福永です。
濱谷師長が書いておりましたが、
去る5月9日、滋賀県動物保護管理協会より
成犬(といっても若者ですが)を譲り受けてきました![]()
慣れるのに時間のかかる子なので、
少しずつお互いの関係を確かめているような感じです![]()
また改めてご紹介できればと思います。
さて、前回より、普段当院でさせてもらっている
飼い主様の見えない所での検査などをご紹介しておりますが、
今回は飼い主様や動物たちをお待たせしながら
進めさせて頂いている検査、
血液検査についてご紹介します![]()
一般的なスクリーニング検査のパターンを例にとってみます。
これは身体のいろいろな部分に関わる項目を幅広く診る検査で
病気の検出や全身麻酔前の身体のチェックの際に行います![]()
まず採血をさせて頂き(後肢からさせて頂くことが多いです)、
採れた血液を以下の項目に分けていきます。
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1.血糖
2.尿素窒素
3.ヘマトクリット
4.血液塗抹
5.血球計算
6.血液化学検査
「1」、「2」はその場で血糖値や尿素窒素値が確認できます。
これらを確認後、
「5」、「6」を機械に任せに検査室へ向かいます。
この機械が血球計算を行い、
赤血球や白血球、血小板の数を数えてくれます。
次に、血液化学検査を行うために、
まず血液を遠心分離機に入れます。
パタンと蓋を閉めて約6分、
血液の成分が
赤い赤血球の部分と透明な血漿の部分に分かれます。
それをこの機械にセットします。
スタートボタンを押して10~20分で
肝臓、腎臓など内臓系の値を出してくれます。
この2つの機械ががんばってくれている間に
次の機械に「3」の細い管(ヘマトクリット管)をセットし、
貧血の具合を確認します。
さらに「4」の血液を薄く延ばした血液塗抹標本を染色し、
染まった標本を顕微鏡で観察します。
ここでは赤血球、血小板、白血球の形や種類、数などの
様々な項目をチェックします。
これらをあわせて
おおよそ30~40分くらいのお時間を頂いております![]()
ここまでの検査で、この用紙がほとんど埋まります。
血液検査はたくさんの検査の一つですので、
これだけで全ての病気がわかるわけではありませんが、
外からはわからない身体の中のことについて
たくさんの情報を教えてくれます![]()
チクリと針を刺して進めさせていただく検査ですので、
少しでも多くのことを
読み取れるようにできればと思っております![]()
動物の皆さんは少し我慢して、ご協力くださいね![]()
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次は、いつも素敵なTシャツの智先生です![]()